ISO9001に基づいた品質管理とUL規格を取得した安全基準の確保

常に安定した製品を提供するために、当社では「品質管理」を徹底しております。
 「ISO9001」に基づいて品質管理をシステム化しており、経営方針から品質保証までを含めて、目標を決めて改善対策に取り組んでいます。

生産される各製品はPCネットワーク上で管理されており、品番や在庫履歴、納入先などをネットワーク上のどのPCからでも閲覧・記入することができる

具体的には、毎週1回各部署の代表を集めて「QM(クオリティ・マネジメント)会議」を開き、その週に起きた問題点を議題にあげて改善策を話し合い、その内容を「品質管理月報」にまとめて毎月一回、全社員に公開しています。
 このような活動に加えて、新人社員への品質に対する意識を習慣付けることで、製造ミスの再発防止や業務改善、生産ロスを減らす成果に繋がっています。

 製品の安全性を保証するために、当社では、「UL規格」*2、「CSA規格」*3、「医療用具製造業許可証」を取得しております。

製造工場としては、川崎工場以外に北海道に芦別工場を持つほか、製品のスケールやコストに合わせて中国の海外工場を稼動させることもできます。製造治具の統一と徹底した教育により、どの工場を使っても、安定した品質の製品を供給できる体制を整えております。
そして、生産部門と営業部門がスムーズにコミュニケーションできるように、現在の製品在庫や製品の詳細をPC上で確認できるような「PCネットワーク」を構築していることも、品質管理を向上させているポイントの一つになっています。

「治具」の内製化によって、改善活動のスピード化が実現されている。

ハードな環境で使われるケーブルには「屈曲検査」を行う。写真の装置は、2週間の稼動で100万回の屈曲試験を行う。

仕様書に基づいて、仕上がった製品の点検・検査を行っている様子。

ISO9001品質管理及び品質保証のための国際標準モデルとして、ISO(国際標準化機構)によって1987年(日本では1991年)に制定された規格。認証取得を目指す団体が品質方針を掲げ、それを実現するための品質管理システムを構築し、その業務手順の文書化を行い、さらに、その団体における実務がそれに従って実行されていることを証明するもの。構築された品質管理システムによって、均一の品質を確保された製品またはサービスを顧客に提供しようとするもの。
UL規格ULとは「UNDERWRITERS LABORATORIES INC.」の略で、1984年に米国の火災保険業者の団体によって設立された非営利の試験機関。電気製品のみならず、救命胴衣、レジャーボート、自動車用シャッタなど、日常生活用品から商工業用品の分野にわたって、製品の安全基準を定めており、製品の安全性調査を行う。合格した製品は、ULが定める分類ごとに認定品としてリストに掲載されて公表されるため、使用者が選択するときの重要な情報源になる。電気製品の場合は、主に機器に適用される「LISTING」と呼ばれる無条件認定品のリスト(グリーンブック)と、機器に使用される部品などに適用される「RECOGNITION」と呼ばれる条件付の認定品リスト(イエローブック)で公表される。

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